HOME >> 動研とは(HNAとは)

動作介助研究会とは

OTオバラのリハビリイラスト集(http://otoba.ame-zaiku.com/


人に優しい、安全でラクな動作介助法を、一人でも多くの方々に
動作介助研究会は、前会長・山本康稔が介護福祉士の養成校の授業で新しい考え方による動作の介助法を紹介したところ、卒業後も詳しく学びたいという希望がきっかけとなり、「新しい体位変換・トランスファーの開発・普及」を目的として、1997年4月にわずか十数名の会員で発足しました。

以来、介助動作の研究会・各種研修会の開催、さらには各種イベントへの出展などを通して普及に努めています。

研究会には看護師、介護福祉士を始め、理学療法士、作業療法士、ケアマネージャー、福祉用具専門相談員、施設相談員など医療・福祉に関わる様々な職種が集まっているほか、在宅でご家族の介護をされている方や、患者様ご本人などもいらっしゃいます。

「介護=重労働」というイメージが強いかと思いますが、私たちはそうは思いません。

介助される人も、介助する人も双方が安楽に且つ安全に行える「HNA法」を、より多くの方々にお伝えし、介護は重労働という世間一般のイメージを払拭するべく、日々活動しております。

当会主催の研修会(初級・中級・上級・フォローアップコース)の他、各種団体や施設等での研修、看護・介護系大学等での特別授業等も行っておりますので、研修会へのご参加や講師派遣のご依頼等、お気軽にご相談下さい。

また、動作介助に関する疑問や不安、身体的・精神的負担を抱えたまま介護をされている方は、ぜひ一度当会の研修会に足をお運び下さい。

HNAとは

Human’s Natural Action(ヒューマンズ・ナチュラル・アクション)の略で、当会独自の用語です。

人の自然な動作という意味ですが、私たちはどのようにして動くのか・・・考えたことはありますか。

人は産まれてから1年近くかかって、寝返る・起きあがる・座る・立ち上がる・歩くなどの基本動作を身につけます。赤ちゃんの頃、自然に身につけてしまうことなので、普段自分がどうやって動いているのかなど考えないで動作をしていますよね。ですから、加齢や障がいを負うとどうやって動いたらいいのかわからない方がほとんどで、自らの力で動けなくなってしまうと基本動作に介助の手が必要となるのです。

この「介助」ですが、これまではどうやったら人を楽に動かせるか・・・というような介助者中心の方法が主流でした。しかし、習った通りにはうまくいかないケースがあり、当会にも多数質問が寄せられていました。

研究過程において、ケースに合わせてこちらが方法を工夫するようになり、行き着いたのが「HNA」だったのです。基本となるHNAからズレずに動作介助を行えば、介助者のみならず介助される側も楽です。

望ましい介助はどうやって動かすかではなく、どのように手伝うかであり、その基本となる考え方こそが、「HNA=人はどのように動くのか」なのです。

動研とは研修出版物・記事リンクアクセス・お問い合わせ会員ページ